自立は、孤立ではない。

 数日前にアパートの管理会社から「家賃が入っていない」との連絡がありました。( アパートの入居時に保証会社の保証が取れない方には、「支援の会」が保証人になっています。)

 何度か訪問しましたが、連絡が来ませんし、ドアの呼び鈴にも差し込んだ伝言メモ反応してくれません。今日は、「家賃を払わないと、追い出されます」と伝言メモ用紙に書いて差し込みました。

 そのメモを見て、Aさんは歩けないので、タクシーで不動産会社に来ました。不動産会社から連絡があり、駆けつけました。

 誰が見ても、命の限界な状態でした。家賃の支払いよりも、病院行きを説得しました。垢まみれで、服もドロドロです。酒は飲んだと言いますが、5~10日ほど、食事はしていないと言います。異常な体調は、その他にも沢山確認できました。

 「病院に行こう」と言っても、「嫌だ」と言います。何度か言葉を交わしているうちに、便でお尻も汚していることを聞く事ができ、その事が一番大きな病院行きの障害でした。古着屋に走って、服を買え揃い、不動産屋のトイレで体を拭いて、服を着替えて貰い、以前一度行ったことのある病院に連れていく事が出来ました。

 (不動産屋の、「家賃が」は商売の範疇ですが、それ以外は善意の行為です。助かりました。)

 

 市役所のケースワーカーに連絡して、窮状を知らせましたが、通常以外の事は出来ないと言います。常日頃の態度も知っていますので、悪意のある人だとは思っていません。しかし、緊急事態に反応できない感性の鈍さには、福祉行政の限界を痛いほどに感じてしまいました。

 また、3月分の支給だけでなく、2月分の支給も受け取りに来ていない状態でした。ケースワーカーも何度も訪問したと言いますが、異常事態を解決する能力が無いのです。お座成りな訪問が、通例化しているのでしょうか。 

 もし、2月の支給を取りに来なかったことで、「大変!!」と思い、行動していれば、ここまでにはなっていなかったかもと思ってしまいます。

 

 Aさんは、病院から生きて出れないかもしれないほどに重病でした。

 私は、何に怒るべきなのかも解らないほどに、暗く深く重い気持です。

 

2014/3/10

 

 入院の後に、無事退院し、介護の手続きを始めています。

また一人、孤独死が…

 悲しい事ですが、また一人孤独死がありましら。

 野宿から生活保護を受けての生活に移り、最近は仕事も見つけて頑張っていたのですが、生真面目に永く家賃の滞納などした事が無い人でしたから、不動産屋が心配をして私に連絡してきて、「困っている事が出来たのなら」と声をかけりつもりで訪問したのですが、部屋の異常に気付いて、・・・。

 問題など起こさずに生活している方は、ほとんど訪問するきっかけが無いし、時間の余裕も無いので、「放置」状態です。一人でも二人でも、私たちに専従で訪問活動が出来る体制があれば、こんな悲しい事はおきないかもしれないと思うと、私たちの力の無さが、辛いです。

 結果として、身内の方が引き取りに来てくれたので、帰る処が出来た事を喜んであげていと思います。

 Tさんお冥福を祈りつつ。

 <2012/1/12記>

互助共生の繋がりを

NPO法人香川野宿者支援の会・互助会

         参加へのご案内

はじめに

 私たちは、NPO法人香川野宿者支援の会です。

 野宿生活者(ホームレス)の方の生活保護申請を助けて、アパートでの生活を始めていただけるように、支援の活動を行っています。法人格をもつ前から数えれば7年半余りになり、200人以上の方を援助してきました。

 この高松でも、多くの方が野宿の生活を余儀なくされています。その原因を云々する時間の余裕もなく、目の前にいる当事者の方々の緊急な援助を第一の事として活動をしています。そして、生活保護を受け住居を確保したのちも、再び野宿に落ちる事のないように、その後の生活の安定を確保する事にも手助けをしています。
 しかし、「会」が手助けをするだけでは、生活保護を受けての生活の日々の中には、解決できない問題も様々にあります。

 

忘年会と花見をしました

 アパートで孤立した一人暮らしは、大変です。

「みんなで集まって」と、忘年会と花見をしました。広く全ての方には案内できませんでしたが、20人程の集まりで、お互いに知り合う事が出来た、その後の付き合いも続いています。話の出来る知り合いが出来れば、いざと云う時には助け合う事も出来ると思っています。この人の輪のつながりを、これから広めて行きたいと思います。
困った問題は、沢山あります

 

仕事が無くて、繰り返し職安通いをしても見つからない事が、問題としてあります。その事を生活保護課のケースワーカーは、怠けている様に言って、「保護を打ち切るぞ」と脅します。
 ですから、今度は私たちが「仕事をよこせ」と、行政に要求していきたいと思います。

病気で困っている方がいます。一人で病気を抱えていると今後の事が不安です。高齢独居の「孤独死」がマスコミでも頻繁に取り上げられる様になりました。
 「一人にはしない」事が、互助会の第一の目的です。お互いに助け合えれば、安心です。同じ「会」の仲間だと云う事になれば、打ちとけ合うのも早いはずです。「会」の約束事を守れば、お互いに迷惑をかける事にはならないはずです。

 

相談事は、「支援の会の、互助会員」ですから、気兼ねなく相談できます。